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都市型
シティホテル
都市の繁華街に立地する大型ホテル。 いわゆる有名一流ホテルと称するものの多くは、これに入る。 シティホテルの語自体は和製英語である。 都心部に立地するため投資コストが高い一方、集客力も高く、大規模で多機能なものが多い。 それらは客室以外の宴会場やレストラン、プール、スポーツジム、物販(小売)テナントなどを有し、結婚式やディナーショー、講演会、株主総会など宿泊以外のイベントや法事などの利用にも対応できる。
客室タイプは、2人用であるツインルームが多く、客室の広さも比較的広く取られているため、エキストラベッド(ソファーベッドなど)を搬入して3人で宿泊することも可能な場合がある。 料金は、ビジネスホテルに比べ高めに設定されているが、最近では各種宿泊プラン等の提供により、ビジネスホテルと大差がない場合もある。
ビジネスホテル
都市の繁華街(日本の場合は最寄駅前から徒歩10?15分程度までの場所を中心とする市街地)に立地する、主に業務出張客の宿泊を想定した比較的小型で低料金のホテル。 大手企業が運営する場合、同一グループのチェーンホテルとして全国に展開されていることが多い。 なお、日本におけるビジネスホテルという業態を考案し、最初に始めたのは法華倶楽部(ホテル法華クラブチェーン・大正9年9月12日に京都にて1名1室形態の個室旅館を創業)である。
シティホテルとの違いは、ルームサービスが無い点。 料金を抑えるために、宿泊に特化した構造になっており、客室以外の付帯施設は最小限の機能にとどめられている。 ホテルによっては、人件費節約および翌日の精算業務の省略を目的として、数々の合理化策がなされている。 機械によるチェックイン/チェックアウト装置が導入されている場合や、プリペイドカードによるTV視聴システム、前払い方式などである。 客室タイプは、一人用であるシングルルームが多い。 さらに客室の広さも最小限に抑えてあることが多い。
客室からのブロードバンドインターネット接続が可能な施設や、海外のモーテルのように、おにぎりかパンと飲料程度の朝食を無料で提供するところが増えている。 また従来は休息、寛ぎを重視するものが多かったが、直接照明を採用したり広い机の設置をして、ビジネス客や受験生向けに部屋での作業のしやすさを売りとするホテルも現れている。
海外におけるビジネスホテルは、エグゼクティブの使用を前提としたホテルを指すケースが一般的で、広々とした部屋に会議室等のビジネス設備や、フィットネスクラブなどが併設されているケースが多く、日本における一般的なシティホテルを指している。 日本におけるビジネスホテルは、海外でのモーテルや欧州のベッド・アンド・ブレックファストを指すケースが多い。
高級ビジネスホテル
ビジネスホテルの一泊あたりの室料は概ねシティホテルの価格より下であるが、大都市部に立地し、築年数が経過していない程中心価格帯が上がる傾向がある。 特に東京など大都市圏では、上記のようなシングル5,000円前後のビジネスホテルも依然存在するものの、7,000円~10,000円程度の高級ビジネスホテルが近年増加している。 高級ビジネスホテルでは、レストランを併設したバイキング形式の食事の提供や、シティホテルとあまり変わらない広さ・設備を備えた客室、岩盤浴や大浴場などの施設の設置がなされており、シティホテルとの違いがベルボーイやドアマンがいるかいないか、もしくは結婚式場・チャペルの有無程度までになりつつあり、シティホテルとビジネスホテルの格差はあまりなくなっている(宴会場を設けているビジネスホテルもある)。
近年、高級ビジネスホテルが増加している原因として、ビジネスホテル同士や品川駅前・高輪など交通の便がよい箇所に存在するシティホテルとのビジネス客を取り合う競争が激化している一方で、コスト削減や価格競争には限度があり、東横インを始めとする低価格ビジネスホテルがコスト削減のために、身体障害者向け設備の排除、従業員のサービス残業などといった法令違反・条例違反などを起こしていたことが社会問題となった背景が挙げられる(東横イン不法改造問題参照)。
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カプセルホテル
カプセルホテルは、日本で見られる宿泊施設の形態のひとつ。 旅館業法では、ホテル営業ではなく簡易宿泊所営業にあたる。
ビジネスホテルと同様に、都市の繁華街に多く立地している。 カプセルホテル単独の施設のほか、サウナ店に併設されるケースも多い。
カプセルホテルを初めて設計したのは、建築家の黒川紀章である。 1979年、梅田(大阪府大阪市)に初のカプセルホテルとなる「カプセルホテルイン大阪」が開業した。 また、1985年に開催された国際科学技術博覧会(つくば科学万博)では、地域の宿泊施設の収容能力を超える観光客に対処するため応急的にカプセルホテルが建設され、テレビで紹介されたことがきっかけとなり認知度は高まった。
設備・施設
大部屋の中に2段に積まれたカプセル状の簡易ベッドが提供される。 カプセル中の設備は、照明灯、換気扇、(目覚まし)時計、ラジオ、小型テレビ(天井から吊される)が寝たまま操作できるよう、機能的に配置されている。 寝具はマットレスと毛布程度であるが、全体空調が効いており季節ごとの温度変化は少ないため、個人差を除いては問題が無い。 出入口は部屋の短辺側(足側)にある縦型と、長辺側にある横型が存在し、外部とはブラインドやカーテンで仕切れるようになっている。 但し遮音性は全くないため、通路を歩く足音や、他のカプセル内での目覚まし時計や利用者のいびきなどが響き、落ち着かないと感じる人もいる。 また、カプセルに錠はないので、別に鍵のかかるロッカーが用意されている。
サウナ店などに併設されている場合は24時間入浴が可能な施設が多いが、カプセルホテル専業の場合は昼間や夜中に浴場の清掃時間を設けていることが多く、その間は入浴不可となる場合が多い。 館内では備え付けの専用のガウンに着替えて過ごすようになっており、何度新しいものに着替えてもよいところが多いが、あらかじめロッカーに入っているもの(1着のみ)を使用するところもある。 レストランやマッサージも24時間利用できる場合があり、利用時は入館時に渡された鍵の番号を提示しチェックアウト時に精算する施設が多い。
利用客の傾向
ビジネスホテルとの比較において利用価格が安いことから、経費節約のために利用するビジネスマンが多い。 また、終電車や深夜バスなどの交通機関を利用して帰宅することができず、宿泊を余儀なくされた場合に予約なしの飛び込み(ウォークイン)で利用するほか、ビジネスホテルが満室のため、やむを得ず利用する場合もある。 このほか、経済面から若い学生や社会人が個人旅行で利用することも多い。 また、諸外国にはこの様な形状のホテルが存在しない(日本の大都市の地価や治安事情などから生まれたものである)ため、主に欧米の観光客が体験的に宿泊するケースもある。
男性専用の施設が多いが、近年は女性専用フロアを設けているところも増えている。 また、施設によってはカプセルと通常の個室の両方を備えるところもあるほか、最近はカプセルのほかに机や椅子を設けたパーティションを備えた「キャビンタイプ」と呼ばれる設備を持つカプセルホテルも増えている(この場合、ロッカーもパーティション内に置かれる)。
近年は24時間営業の漫画喫茶・ネットカフェやビデオボックスが増加しており、その中にはシャワールームを備え、鍵のかかる個室やマットベッドなど宿泊に耐えうる設備を持つ店も登場していることから、カプセルホテルもそれらの店舗との競合にさらされているのが現状である。 こうした環境もあって、設備やソフト面のサービス向上が進んでおり、本格的な飲食施設(夜遅くまで経営している料理屋や居酒屋およびバイキング方式のレストランなど)を併設したものや、大浴場およびサウナ・シャワー・マッサージ室などを併設した施設も登場している。
その他
ホテルではないが、大人数(20人以上)による24時間の常駐警備を要する施設に、カプセルホテルに類似した警備員仮眠室が設置されていることがある。
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簡易宿所
簡易宿所(かんいしゅくしょ)とは、旅館業法における4種(ホテル、旅館、簡易宿所、下宿)の旅館営業許可業種のうちのひとつ。 スポーツ合宿所、民宿もこれに該当する事が多い。
旅館業が5部屋以上の客室とそれに伴う定員を必要とすることから、4部屋までとか2段ベッド等階層式寝台を設置している施設が該当となる。 カプセルホテルもこれに該当する。
木賃宿
木賃宿(きちんやど)とは、江戸時代以前の街道筋で、燃料代程度もしくは相応の宿賃で旅人を宿泊させた最下層の旅籠。 宿場の外れに位置することが多い。 宿泊者は大部屋で自炊が原則であり、寝具も自己負担が珍しくなかった。 現在では、単に粗末な宿や安宿を意味する言葉となっている。 また、木銭宿(きせんやど)とも言う。 商人宿、職人宿などを含む場合もある。
また、木賃の「木」とは自炊のための「薪」の事である。 すなわち、薪代金の宿と言うことから木賃宿と呼ばれるようになった。
宿泊する際は、竈と井戸の使用料と薪の代金を払う。 基本的に宿泊客が各自持ち込んだ食材で自炊するが、他人にやって欲しい場合は、大抵の木賃宿には二階や屋根裏に老婆が住んでいて、天井を棒で突いて老婆を呼び出し、宿泊代とは別に老婆に料金を払って料理をしてもらっていた。 また、食材も大抵の場合、木賃宿かその近所で売っていた。
ドヤ街
かつては通称ドヤと言われていた。 これは宿(やど)を「人が住むところではない」と自嘲的に逆さまに読んだのが始まりといわれる。 日雇い労働者が多く、彼らが寝泊まりする簡易宿所の多く立ち並ぶ街は「ドヤ街」と呼ばれた。 こうした場所には労働者を求めた日雇いの求人(手配師)が毎朝多数やってくることから寄せ場とも言われ、横浜の寿町、大阪の釜ヶ崎(あいりん地区)、東京の山谷が三大寄せ場として有名である。 こうした街は、戦後から高度成長期の間に全盛期を迎えた。 他にも名古屋の笹島、神戸の新川や新開地、福岡市の築港、広島の駅南口、川崎駅周辺にもドヤ街が形成されたといわれているが、現在では都市再開発や区画整理などによりほとんど消滅している。
終戦直後から高度成長末期の昭和40年代頃まで、首都圏では農閑期(冬季)の季節労働者(出稼ぎ)を受け入れるための施設・地域が多数生まれ「ドヤ街」を形成した。 西日本では大阪市が1947年から近藤-(中井)-中馬-大島と社会党系の市長を連続して輩出し、以降も自社相乗りの大阪市政を継承し浮浪者・貧困対策を重視した経緯から、西日本各地の貧困・浮浪者層が集積し釜ヶ崎を形成した。
街の変化と施設の変化
ドヤは、相部屋から一畳一間の狭いながらも個室形態を持つものまで様々あったが、1990年代以降、工事現場等で機械化が進みドヤ街の労働力需要が低下すると、人口や住民構成に変化が生じ始めた。 これに呼応するように、簡易宿所も改装を行う所が増え、6畳間やカプセルホテルタイプなど一般の旅館と外見上の区別が付かないようになった。 こうしたタイプの宿泊所は外国のガイドブックに「安価で安全な宿」として紹介されるに至り、外国人のバックパッカーが訪れる姿も珍しくなくなった。 また、近年「ゲストハウス」と言う言葉の曖昧さを詐術的に用い、旅館業法の許可を取らず無許可で多数の宿泊者を宿泊させているものが東京都内に激増してきている。 これは防災上、建築基準上宿泊者の生命と財産に危険を及ぼしている。 旅館業法とゲストハウスの適用基準の明確化が求められる。 さらに、未だに治安の面に問題があるなどまだまだ解決しなくてはいけない課題は沢山ある。
レストボックス
近年では、一つの部屋に2段ベッドや3段ベッドを備えたレストボックスと呼ばれる施設が増え始めている。 ネットカフェ等で寝泊りしている人達をターゲットにしたもので、ベッドで完全に横になれること、宿泊料金が一泊500円から1000円前後と価格が手頃な上、シャワーなどの設備が無料で利用できる施設が多い。
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短期賃貸マンション
短期賃貸マンション(たんきちんたいマンション)とは、一般の賃貸住宅とホテルの中間(一般的には1週間 - 数ヶ月程度まで)の滞在を目的としたマンション。 一般的にはウィークリーマンション、マンスリーマンションと呼ばれる。
同じ名称で、旅館業に則って運営されているタイプ(例:ウィークリーマンション東京)と、不動産業に則って運営されているタイプ(例:グッドマンスリー)がある。 前者は旅館業に則り、無審査一泊からの利用が可能であり、後者は賃貸業に沿って事前申込や入居審査等がある場合が多い。 利用者は、利用する際に前者なのか後者なのか、現時点では明確な判断基準がないため、注意が必要となる。
一般の賃貸住宅は敷金・礼金・保証金や保証人などの煩雑な制度のため、借りる期間が少なくとも1年程度にならざるをえなく、かといってホテルなどでは長期滞在する住居としての機能を満たしていない上に割高である。 それらの中間として登場したのが、短期賃貸マンションである。
経営会社によって名前の付け方は違うが、週刻みの料金になっているのをウィークリーマンション、若しくは短期賃貸マンション、月刻みの料金になっているのをマンスリーマンションと呼ぶことが多い。 なお、施設によっては、1日単位で借りられるものもあり、また、旅館業法の旅館業(ホテル営業)の許可を得ている場合もある。
また、旅館業に該当すると旧厚生省は認めているが、その場合、第一種低層住居専用地域には建設できないと思料される。
他の宿泊施設との違い
短期賃貸マンションと、ホテルや普通のアパート(賃貸マンション)との違いは、テレビ、冷蔵庫、洗濯機などの大型家電から電気釜や電子レンジなどの生活(自炊)用品が一通り揃っている場合が多いことである。
一般的な賃貸住宅と同様に郵便受けもあるため、郵便を受け取る住所としての利用も可能である。 ホテルではフロントが宅配便等を代わりに受け取ってくれるので不在時に便利だが、短期賃貸マンションではフロントが存在しないところが多く、不在時に宅配便を受け取ってもらえないことがあった。 近年はオートロックマンションが増え、宅配ボックスでの受け取りが可能になった。
契約時には一部の会社を除いて保証人は不要である。 ただし入居者の身分証明書が必要な会社が多い。 一般的な賃貸住宅の場合は、保証人や身分証明書、敷金などの煩雑な手続きが必要である。 一方、ホテルの場合には保証人・敷金とも不要である。
価格的には月額5万円から15万円程度の物件が多く、日額に直すと1日1,666円から5,000円となる(ただしこれはあくまで換算であり、短期利用は割高である)。 一般的なビジネスホテルは一泊3,500円から7,000円程度なので、1週間〜数ヶ月程度までの利用であればホテルや賃貸マンションより結構割安である。 料金体系は会社によって異なるので契約前に事前に確認をしておく事。
一般的なホテルでは外出時には鍵をフロントに預けるが、短期賃貸マンションは基本的に鍵は自分で持つことになる。 また、鍵のいらないデジタルドアロックが備え付けのマンションもある。
施設によっては、一般の賃貸用アパート(マンション)の一室をウィークリー契約に転用している場合も多いため、ウィークリーマンションだと外観からは判明しない場合も多い。 また、同業他社が同じ建物で運営している場合もある。
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都市および郊外型
ラブホテル
ラブホテルとは、主にカップルの性行為に適した設備を持つ部屋を、短時間(休憩)もしくは宿泊で利用できる施設。 業界では露骨な表現を避けるため「ファッションホテル」、「ブティックホテル」とも言う。 また一部業界誌では「レジャーホテル」や「リゾートホテル」と表現することもある。 一般には、略して「ラブホ」や「デートホテル」、また俗に「Hホテル」などともいう。 近年若者の間では検索サイトの名称から「ハッピーホテル」や略して「ハッピーにいこう」という言い方で使われることも多い。 日本や韓国特有のホテルで、法律上の立地規制などから同業のホテルが密集して営業している事が多い。
ラブホテルの特徴
ホテルの外観はネオンサインなどで派手にしたものが多く、ロマンチックなホテル名が多い。
予約が出来るラブホテルは少なく、多くのラブホテルは建物や駐車場の入り口付近に部屋の空き状況を示す「満」「空」の表示があり、これを見て利用する。
客が入るところを他人に見られるのを防ぐため、建物の入り口付近の照明は暗く、その正面には壁や植木などで目隠しされている。
ロビーに部屋を選ぶ写真パネルがあることが多い。 空いている部屋の写真は点灯して明るくなっており、部屋を決めるボタンを押すと部屋までの誘導サインが点灯し、それに従って入室する。
フロント周辺は、他の利用者及び従業員と顔を合わせない様に配慮されている場合が多い。
人と対面せずに精算ができるように自動精算機が設置されている。 (レジャーホテルの自動精算機メーカーで有名なアルメックスは約3分の2の株式をUSENが持つ会社である)
全ての部屋が「ダブル」(ダブルベッドが一つ)であり、いわゆる「シングル」(シングル用ベッドが一つ)や「ツイン」(シングル用ベッドが二つ)の部屋はない。 「ダブル」の部屋でも、3人で利用できる場合が多いが、その場合追加料金が必要となる事がある。
チェックインする時間帯によっては、宿泊せずチェックアウトする事(休憩)が出来る。
入口に「休憩○○円、宿泊○○円」と表示された看板がある。 金・土曜・祝前日などの休憩は通常1〜3時間単位、宿泊は23時〜24時以降と遅いのが一般的である。 平日昼間は「サービスタイム」「フリータイム」などとして、7〜17時、13〜20時などと長時間休憩出来る事が多く、宿泊が可能になる時刻は20〜22時以降が多い。 また、連休中やクリスマス、年末年始などは特別料金となるところが多い。
枕元には様々な機能の操作パネルが設置されており、照明やBGM、エアコンなどがベッドに寝ながらコントロールできるようになっている。
コンドームが枕もとに1個用意されているところが多い(不足する場合、サイズ不適合の場合は室内の自販機などで購入する)。
テレビのアダルト専門チャンネルを無料で見ることができる。 (一般のホテルでは通常有料)
部屋に設置されているソファの多くはビニール張りである。
人気があるのは何故か? 熟女はやっぱりいいものです。
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